くるめST P の 目 的
くるめSTPの目的は、ADHD児の学校適応力の育成です。そのために、@問題解決スキル、Aソーシャルスキル、B学習スキル、C社会規範を守るスキル、の向上を図っていきます。これらのスキルが向上することで、子どもたちの学校生活が過ごしやすいものとなり、自分への自信や自尊感情がはぐくまれることにもつながります。
くるめSTPとオリジナルのバッファロー校のSTPを比較してみると、文化的背景による違いがいくつかありますが、その一つはプログラムの実施期間の違いです。バッファロー校のSTPの実施期間は、アメリカの夏休みが日本よりはるかに長いため8週間で設定されています。日本での8週間実施は不可能であり、実施するには、日本の実情に応じた“くるめSTP”をつくることが必要でした。私たちは、2005年からバファロー校のSTPを基に“くるめSTP”の改良を重ねてきています。その結果、日本の夏休みに実施でき、子どもたちの学校適応力育成に効果が期待できる実施期間を2週間と設定しました。現在は、1週間のSTPを提供しています
くるめSTP実行委員会 スタッフ・組織図
実行委員長 :山下裕史朗(久留米大学医学部小児科准教授)
副実行委員長:向笠章子(臨床心理士)
医療部会:小児科医、看護師、医学生、看護学生・・・のべ30名
心理部会:臨床心理士・・・7名、学部生、大学院生・・・16〜18名
教育部会:小・中学校、特別支援学校教員・・・20名
事務局・・・2名
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