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保護者等の感想
(2007年度)
         

参加した保護者の感想から
「どうせ僕は…」から、「頑張るから見ていてほしい」へ変わるきっかけを作ってもらえた3週間でした。

女の子をなぐり打撲、棒をふりまわし同級生の顔に切りキズ、問題を起こしては校長室に呼ばれ、ひたすら頭を下げ、何度も謝り帰宅すると私が息子を叱り情けなさで涙があふれ、そんな私を見て息子も「ごめんなさい」と言いながら顔をくちゃくちゃにして泣いていました。つらくて悲しくてこの子を産んでよかったのか…と思った事もありました。でも翌日は何もなかったかのように登校するのです。学習面においても担任から「集中さえすれば困難ではないはず!でも今の状態では…」と参観、懇談のたびに同じ事を言われ続けました。

3週間で解決するとは思ってはいません。しかし息子の一番の課題である衝動性を少しでもなくす事であの子の長所が少しでも前面に出てくるようにとの思いで参加させて頂きました。息子に与えられた課題は本人にとって、とてもハードルが高く悩み挑戦の日々です。その時間のおかげで、あの子は考える事、相談する事を覚えました。努力した後の喜びを知る事ができました。

わずか3週間でしたが、不安な気持ちの中にも大きな決意を持って参加したサマースクールの最終日が近づく頃には"もっとみんなと遊びたい""もっとみんなと話がしたい"と仲間意識が芽生えたようです。きっと自分と同じように悩み苦しみ頑張っている皆さんと過ごした時間が息子に勇気を与えてくれたのだと思います。私もあんなに多くを考え、一つの課題にむかう息子を見たのは初めてでした。そしてあの子の口から「自分が見える」との言葉がありました。漠然とした言葉ですが、何かをつかんだんだなとあの子を見て感じた瞬間を今でも覚えています。

それから7ヶ月経った今でも、息子は努力の先に喜びがある事を忘れずにいます。失敗して泣いた事もあります。でも「一度は失敗とは言わない」と伝えると、また目標に向かう事が出来るようになっています。


スタッフから(A教員)
これまで、学校の中にあるルールを当たり前のことのように思い、ルールを破る姿があった時には場当たり的に注意を行ってきたように思います。行動目標やルールを視覚的に提示することにより、子どもが自分の力で行動を修正し3週間という期間の中で確実に変容していく姿に感動しました。
また、ほめるということも言葉を中心に行ってきましたが、子どもの目に見える数値という形で頑張りを評価することが次の意欲につながることも分かりました。


スタッフから(B教員)
子どもが下校した後、さまざまな形で開かれるミーティングの場で多くのことを学ぶことができました。
学生を含め異なった職種のものが一同に介し、議論を通して学びあうこの過程こそが、学びの場であり互いを理解するよい機会になったと思います。3週間子どもの支援に関わり議論したりともに汗を流したりする活動を通して、サポーター同士が連帯感を深めていったことが大きな財産になって、つながりがまた一つ増えたと感じます。

kurume STP 2008