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学習センターの役割

 


学習センターの目的は、子どもの学力維持と学習の場における不適切な行動を修正することです。不適切な行動が減少することは、学習スキルを改善することになり、子どもたちの「どうせできない」という学習に対する低い自己評価を「やればできる」に向上させることにもつながります。

くるめSTPでは学習センターの時間は90分です。1コマ目はプリント学習、2コマ目は教え合い学習、3コマ目はパソコン学習を実施しています。ポイントシステムは他の活動とは異なり、プリント学習では学習課題に対するポイントと行動ポイント、教え合い学習とパソコン学習では行動ポイントが加点の対象となります。

プリント学習
個人の学力に応じて国語の視写、計算、国語の読解の課題別プリントをします。誤りや書き忘れがあれば満点になるまで書き直しをします。プリントごとに問題を余すことなくすべて回答すれば25点、さらに正答率が80パーセント以上で25点が加点されます。毎日出る宿題も同様に加点され、得点表にその都度ポイントを掲示し視覚的に子どもたちにフィードバックされます。

教え合い学習
子どもたちの力に応じた読み物プリントを用い、学年によって2人または、5人のグループを作って学習します。司会進行の仕方について書かれたマニュアルに従い、決まりを守って音読し感想を話し合ったり、文章に沿った問題について話し合ったりしています。こうして、グループで仲間と協力して話し合い学習を深めていくために必要なスキル(司会の仕方や自分の考えをまとめて人に伝える。)を身につけることによって、子どもたちが普段通っている学級集団の中で活かすことができるように取り組んでいます。

パソコン学習
一人1台のパソコンを使用し、決まりを守りながら自分のペースで学習を進めていきます。くるめSTPでは、算数のソフトを用いひとまとまりの学習が済むと結果が視覚的に表示されるソフトを使い、シートにシールを貼って本人に進捗状況が分かり意欲がもてるように工夫しています。

<朝の会>
朝の会では、15分間の活動時間内に以下の3つのことを行います。
*グループでそれぞれの賞の表彰
*金曜日のお楽しみ会の内容の紹介、必要な基準の確認(各自の目標ポイントとDRC)
*その日のSST(Social Skills Training:SST)のテーマの紹介
月曜日?木曜日までの朝の会は、SSTのテーマは毎日変えながら行っています。時間配分は、表彰とお楽しみ会についての確認を合わせて5分以内、SSTは10分以内となっています。


<帰りの会>
STPでは、子どもたちが一日の活動を終えてから保護者と一緒に学校を出るまでの手続きを「帰りの会」と呼び、以下のことを行っています。
*子どもは、自分の担当のカウンセラーと一日の活動の振り返りをします。
*「がんばりカード」の目標行動についての確認(自分の目標行動のどこができて、どこができていなかったのか、どういうところに注意するとよいのかなど)をします。
*「お楽しみ会目標シート」を見ながら、お楽しみ会に行くためには、どういうところに気をつけなければならないかを子どもとカウンセラーとで話し合います。
*リードカウンセラーは、保護者に子どもの一日の行動(「がんばりカード」の結果、体調や怪我の有無、タイムアウトの状況、一日の出来事、表彰をされたかどうか)を伝え、保護者からの質問に答えます。


kurume STP 2008